産業支援事例

離島での起業・事業拡大を応援するビジネスアイデアコンテストの開催について

日本で最も多くの離島を有する長崎県は、昨年度に引き続き、県内離島地域(離島振興対策実施地域。以下「しま」という。)での地域活性化や地域課題解決につながるビジネスアイデアをお持ちの方を対象としたコンテスト「ながさき『しま』のビジネスチャレンジ2024」(略称:しまチャレ2024)を開催します。

募集部門・対象者
一般部門…ビジネスアイデアに関する技術、サービスを提供するソリューション・経験・スキルなどを有する法人、個人又はグループ

学生部門…ビジネスアイデアを有する中学生、高校生、専門学校生、大学生等の個人又はグループ

募集テーマ
地域資源を活用し経済活性化に資するビジネスアイデア
「しま」の自然、食、歴史、文化など、地域資源を活用した商品開発、サービスの提供など、島外からの需要を取り込み、「しま」の地域活性化につながるビジネスアイデア
地域課題解決につながるビジネスアイデア
新たな発想や自らが有する技術、経験・スキルなどを活用し、「しま」が抱える地域課題を解決する商品、サービスを提供するビジネスアイデア
対象となる「しま」
長崎県内の離島振興対策実施地域(10市町51島)

※特定の「しま」を対象とするものはもとより、想定する「しま」が複数あるものも対象

応募方法
募集期間…2024年6月28日(金曜日)から9月29日(日曜日)まで
提出書類…ビジネスアイデアの概要(様式1)、補足説明資料(様式2)
提出方法…「しまチャレ2024」ウェブサイト 応募フォームから
表彰
最優秀賞 1本 副賞:賞金20万円
各部門賞 各一般部門・学生部門から1本ずつ(計2本) 副賞:賞金5万円
各部門奨励賞 各一般部門・学生部門テーマから1本ずつ(計4本) 副賞:しまの産品詰め合わせ
「しま」のビジネスチャレンジ賞(若干数)
審査基準
「しま」の現状や、島内外の市場・社会的ニーズを踏まえているか
これまでのキャリア(実績)や、自らの技術・経験・人脈などを踏まえているか
「しま」をフィールドに、これまでにない新たな発想が含まれているか。
ビジネスモデル(誰に、どのような商品・サービスを、どのように提供するのか)が明確であり、 中長期的な事業展開が見込まれるか
「しま」の地域課題の解決や新たな価値創造に寄与するか
「しま」に関わりたい想いがあるか
主催
長崎県

後援
長崎市、佐世保市、平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、小値賀町、新上五島町

長崎県商工会議所連合会、長崎県商工会連合会、長崎県中小企業家同友会(予定)

オンライントークセッションイベント
「しま」でのビジネスに興味をお持ちの方、「しま」についてより深く知りたい方を対象として、しまの先輩事業者等が登壇するトークセッションイベントをオンラインで開催します。

【第1回】

日時:2024年7月18日(木曜日)19時から21時まで

テーマ:しまチャレ経験者が語る「しま」での仕事

登壇者

和氣幸佑さん ※しまチャレ2023 「しま」からチャレンジ部門賞受賞
今年(2024年)6月に訪問看護ステーション RuralCareを開設。上五島に住むすべての世代の人たちに必要なケアを届けるため、熱い思いを持って取り組んでいる。
<経歴>

兵庫県出身
救急医療・災害医療に従事したのち、へき地・離島での地域医療に携わりたいと思い、新上五島町に移住し、上五島病院へ就職。
地域どうしのつながりの深さや、高齢化が進む中で、支えあって生活をしている「しま」ならではの良さを実感した一方で、医療機関の人材不足により、自宅で最期を迎えることができない患者や、医療ケア児が毎日登園できない現実を知る。
しまチャレ2023では、住み慣れた地域で、その人らしく暮らせるように生活支援し、人生を全うできるような地域をつくることを目指し、訪問看護ステーションの開設するビジネスアイデアを発表。島内在住者向けの部門である「しま」からチャレンジ部門賞を受賞。
池田美和子さん ※しまチャレ2023 「しま」への部門奨励賞受賞
今年(2024年)3月から、長崎市高島地区地域おこし協力隊として「高島の特産品を活用した6次産業化の推進」や「島内での飲食店の開業」に向け、社会構想大学院大学で地域プロジェクトマネージャー養成課程を受講するなど見識を高めながら、地域の方を巻き込み、実現に向けて取り組んでいる。
<経歴>

長崎県出身。幼少期長崎市高島で過ごす。
県外にてコミュニティカフェの経営や、障害者就労支援事業所責任者、大分県の6次産業化の地域プランナーを務める。
かつて炭鉱で栄え最盛期には18,000人を超える人口がいた高島は、閉山後急激な人口減少により現在島の人口が300人を切るなど、地域社会の維持や少子高齢化の課題に直面していることを知る。
しまチャレ2023では、これまでのコミュニティカフェや6次産業化の地域プランナーのキャリアを活かし、高島の地域コミュニティの形成や交流人口の創出を図るため、シェアキッチンを開設するビジネスアイデアを発表。島外在住者向けの部門である、「しま」へのチャレンジ部門奨励賞を受賞。
※第2回、第3回は、9月に開催予定(近日中に以下ウェブサイトにてお知らせします。)

詳細
詳細、応募フォームについては、以下ウェブサイトをご覧ください。

【「しまチャレ2024」ウェブサイト】 https://nagasaki-shimachalle.jp/(外部サイトへ移動します。)

 

詳しいお問い合わせは地域支援センター0959-42-5067まで。